巻き爪の治療は病院の何科を受診すべきか?

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巻き爪の治療って病院で診てもらう場合、何科を受診するとよいのでしょうか?

 

病院で治療をうける場合、まず、皮膚科を受診しましょう。
まず前提として、爪は皮膚が変化したものなので爪の事は皮膚科が専門なのです。

巻き爪や陥入爪だけなく、爪の水虫なんかも、皮膚科で診察・治療してもらえます。
ただし、あまりにも症状がひどい場合には、形成外科や整形外科に紹介されることもあるようです。
という訳で、まずは皮膚科で受診してみて、医師の判断を仰ぎましょう。

 

病院ではこんな治療方法を行います。

 

● 爪切り(スクエアカット) ・・・【軽度対象】

爪が短すぎたり端の部分が丸くなっていると、指の肉に爪が食い込みやすくなるので、巻き爪になりやすくなります。爪を四角くカットすることで、巻き爪予防になるだけでなく軽度の症状なら改善されるかもしれません。

 

● コットンパッキング ・・・【軽度対象】

巻き爪の最も簡単な応急処置としてよく行われる方法にコットンパッキングがあります。お風呂上りなど、爪が柔らかくなっているときに、米粒程度に丸めた乾いたコットンをピンセットで爪の角と肉の間に入れます。食い込んだ爪を指の外に出せすように持ち上げる方法です。
コットンパッキングをすることで、爪と肉の部分にすきまができます。これを繰り返すうちに、爪の角が上に伸びて肉に刺さらなくなります。
ポイントは、一度にたくさんの綿を詰めないことです。 無理に綿を詰め込むとトゲ状の爪が折れてしまい、皮膚の中に残って化膿する恐れがあります。ご自身で応急措置をする場合にはコットンは少しずつ詰めるようにしましょう。

● テーピング ・・・【軽度対象】

軽い陥入爪の場合、テーピングで皮ふを引っ張って皮ふを爪から離す方法があります。くい込まれている指の皮膚を、外に引っ張るか、下に引っ張り、爪と皮膚の間に隙間を開ける方法です。
テープを爪が食い込んだ皮ふに貼って、その後らせん状にねじりながら引っ張りつつ趾にテープを貼ります。爪を切りすぎて生じたような一過性の陥入爪であれば、このテーピングで十分改善が期待できます。

● VHO式矯正法 ・・・【軽度~重度対象】

“VHO”とは、“Virtuose(熟練した)”、“Humane(人間的・痛みが少ない)”、“Orthonyxie(矯正法)”の頭文字で、専用のワイヤーを使った外科手術を伴わない巻き爪の施術方法です。軽度~重度まで幅広い巻き爪の症状に対して、実技講習を修了したライセンス取得者のみが施術します。痛みも無く、経済的で、治療中も日常生活に支障がないなど、有効な巻き爪施術方法として注目されています。
爪甲の両側端にフック状のワイヤーを引っ掛けます。フック状のワイヤーにループ状のワイヤーを引っ掛け、ループ状のワイヤーをねじていくと、爪甲の両側端が引き上げられ、爪甲の形がまっすぐになるような矯正効果が得られます。余分なワイヤーをカットし、ワイヤーが靴下やストッキングに引っ掛からないようにコーティングします。
痛みが少なくて済むことや、付け替えをあまりしなくていいので、通院の回数が少なくなるのはメリットです。爪に穴をあける矯正治療ではないので、患者さんへの負担が比較的少ない施術と言えます。

● 超弾性ワイヤー法(マチワイヤー法) ・・・【軽度~重度対象】

形状記憶合金のマチワイヤ(ニッケル、チタンの合金)を使った施術方法です。爪切りで切っている爪先端の白い部分の2ヶ所に穴を開けて、曲げても直線状に戻る特殊合金製のワイヤーを通します。 ワイヤーが元の形状に戻ろうとする力を使って巻き爪を矯正する施術方法です。
このワイヤーは、数ヶ月以上も元の形に戻ろうとする力(回復力)を保つので、その期間中少しずつ巻き爪や陥入爪の形を矯正していきます。爪が伸びていないとワイヤーを通す穴をあけられませんが、取り付けることができれば矯正力が強い施術方法なので、重度の巻き爪にも有効です。

● プレート矯正法 ・・・【軽度~中度対象】

軽度~中度の巻き爪の症状に対して、有効な施術方法として「プレート法」があります。言葉の通り、爪の表面にプラスチックや金属等のプレートを貼り付けて、その引っ張る力で巻き爪を矯正します。プレートを医療用接着剤で爪に固定するだけなので、痛みがなく、負担の少ない施術の方法です。矯正力がワイヤーに比べ弱くプレートが爪から外れてしまうことがあります。爪が丸まって硬い場合はワイヤーが刺せない事があるため、一旦このプレートで弯曲を改善する際にも用いられます。

● アクリル固定ガター法 ・・【重度対象】※医療機関へ

軽く触っただけで耐えられない程の痛みがある場合に、局部麻酔をして爪が食い込んでいる患部にチューブを挟むことで、爪が皮膚と接触しないようにする手術です。このチューブにはアクリル樹脂が使われているのですが、軟部組織の間に入れる緩衝剤ネイルサロンなどでも用いられている樹脂なので、簡単には外れないことが特徴です。肉芽の処置を同時にすることが可能で「ガタ―法」「チューブ・スプリンティング」と呼ばれます。

● フェノール法 ・・・【中度~重度対象】※医療機関へ

巻き爪の症状が進行し、痛みがひどい場合には、「フェノール法」という治療方法があります。フェノールというベンゼンから合成される薬品を使った巻き爪の治療方法です。
化膿を繰り返し、保存的方法(薬やテーピング等)では、炎症を抑えられず、矯正法(ワイヤー法やVHO法)を行えない場合には、再発を繰り返す炎症を伴う陥入爪に対して、爪のくいこんだ部分を除去した後に組織腐食作用を持つフェノールを爪母(爪を作る部分)に塗ります。
爪の端の変形している部分を切除して、爪の生えてくる「爪母(そうぼ)」の部分をフェノールで殺してしまい、巻き爪になりやすい変形した爪が生えてこないようにする医療機関での手術(保険適用)です。

● B/S(ビーエス)ブレース法 ・・・【軽度~中度対象】

B/S(ビーエス)ブレースは足の爪の食い込みに対するドイツの矯正法で、爪に直接装着するのに適しています。
グラスファイバー製のブレイス(板状のスプリング)を爪に装着すると、ブレイスの張力によって爪を持ち上げ、爪が内 側へ生えていこうとする作用を平に向ける作用をします。
このブレースを装着の際は、皮膚や爪を傷付けませんので、痛みをともなうことはありません。B/Sブレースは特殊なプラスチック製の平らなスプリングになっており、爪の表面にのみ装着します。このブレースを爪全体に装着することによってスプリングの力が爪全体に分散されるので、どこかある部分を強く圧迫するということもありません。

● 手術(部分切除) ・・・【重度対象】※医療機関へ

医療機関でも初期の巻き爪に対しての矯正治療として「部分切除」があります。局所麻酔の上で指の肉に食い込んでいる部分を一部切除します。
※出血・化膿している場合は、手術はしないまでも最低限の外科的な処置は必要です。 その場合は医師がいる施設での治療が必要となります。

 

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